☆★☆*…*…*心の悩みを軽くするお役立ち無料コンテンツ一覧へ*…*…*★☆★
> 生きる力を育むマイパワースポットバックナンバー > ママ友社会での根回し力

ママ友社会での根回し力

「根回し」と聞くと、ちょっと、「策略」、「派閥」といったキーワードや、

政治や会社内で、話し合いを有利に進めるためのものと、

思われがちですが、ここでは、いい意味での「根回し」です。

今日、ご紹介するのは、ママ友社会で上手に生き抜くために必要な

「根回し」についてです。

これは、ほかの状況でも応用できるのではないかと思います。

幼稚園や小学校で、役員など、母親たちが協力し合って、行事や何かの

イベントを行う機会があります。

そのとき、たまたま気の合う人同士で、ワイワイ楽しくできるのは、

本当に幸運だといえます。

なかには、どうしても気の合わない人、やりづらい人がいます。

そんなとき、感情のもつれ、すれ違いから、トラブルになり、「ママ友地獄」に

陥ってしまうケースもあります。

それを、うまく回避した方のケースをご紹介します。



Aさんは、幼稚園児の母親です。

子どもの通っている幼稚園は、毎年クラス替えがあり、そのたびに、

クラスの親睦をはかるため、イベントを企画・開催しなければならないのですが、

今年も、何かイベントを企画しなければなりません。

今年のクラスでは、8人で、あるイベントを企画します。

今まで、クラス替え毎に、何回か携わってきました。

しかし、今年は、ちょっとやりづらさを感じていました。

8人のうち、4人が、それこそ、あうんの呼吸で決めて、

仕事分担も、4人で(この4人を、グループCとします。)ほぼ引き受けてしまい、

Aさんを含め、残りの4人は、

特に何もする必要がない状態になってしまいました。



Aさんは、それではいけないと思い、自分も何か分担することを申し出ました。

そして、残り組のBさんと一緒にそれをすることになりました。

AさんとBさん、そして、グループCの4人の合計6人で、

仕事を分担することになりました。

もっと、煮詰めると、細かい報告や集計、連絡等の雑用が残っていました。

しかし、残り2人は、何も受け持とうとしません。

自分から、「やります」という意思表示もなく、黙ったままです。

Aさんは、違和感を感じつつも、話し合いを終えました。



何もしない人たちは、何を考えているんだろう。

グループCの人たちは、何もしない2人について、どう感じているのだろう・・・。

そして、途中から、自分たちも(AさんとBさん)分担でやるといったことを、

他の人たちはどう思っているのだろう・・・。

何もしないでいた方が、グループCの人たちは、都合がよかったのだろうか。

そんな、モヤモヤした気持ちを持っていました。

ママ友社会では、うっかり軽率な言動をしてしまい、ボスママや、口の軽い人を

怒らせると、集団で無視されたり、あることないこと噂されて、

孤立してしまう場合もあります。

母親だけなら、なんとか我慢しても、子どもに悪影響が及ぶ危険性もあるのです。

最悪の場合、引っ越し・転園を余儀なくされてしまうほどです。

Aさんは、そのことも十分、理解していました。

ですので、誰にも心の内を明かさずにいました。



しかし、話し合い終了後、イベントが、もし中止になった場合の連絡について、

誰も分担していなかったことに気づいたAさん。

ここから、Aさんの「根回し力」が発揮されました。

まず、同じ仕事を担当することになったBさんに相談します。

Bさんとは、気兼ねなく話しができるため、一番最初に相談したのでした。

Bさんは、「Aさんと一緒に二人でやっちゃいましょう。」と言いました。

Aさんは、「たしかに二人でやった方が早いし、楽だけど、

何もやらない二人は、このままでいいと思う?」

とBさんに相談しました。

すると、Bさんは、言いました。

「何もやらない人って、やる気がないのかなぁ。

でも、『やってください』とも言いたくなくて。

やる気がない人と一緒にやったって、うまくいかない気がするから。

私が、あれこれ仕切ってしまうのも、どうかなぁと踏み込めなかったし。

他の人たち(グループC)は、どう思ってたのかなぁ。」


Bさんの胸の内を聞くと、「同じように感じていたんだ」とホッとしつつ、

Aさんは、「ちょっと、先輩ママに聞いてみるね。」と、

まったく今回のメンバーとは無関係の先輩ママに聞いてみました。

すると、なんと、意外な答えが返ってきたのです。

「仕事分担することなくて、何もしないまま当日を迎えて

イヤな思いをしたことがある。なんだか、のけ者扱いされてた。」

とか、

「たまたま、子どもが熱出して、話し合いに参加できなかったら、

一番面倒な仕事を割り当てられていて、しかも、話し合いの終わった後、

誰もそれを教えてくれなかったの。

当日、バタバタして大変で。悔しかったし、悲しかった。」

とか、

「どうして、話し合いに参加させてくれないの!」と、

逆にクレームを言った人もいるとのこと。

話し合いがうまくいかず、イヤな思いを経験した人は、

それ以来、どんな小さなこともみんなで分担するようになったそうです。

「何もしない人」というのは、やる気がなくて、のらりくらりとかわしているのかと思いきや、

自分から言い出せなくて、しかも仲間外れにされたと疎外感を感じていたというのです。

話し合いで分担する仕事がある人は、「何もしない人」を、不快に感じ、冷たい目で見る。

しかし、「何もしない人」は、何もしないのではなくて、

仲間外れにされていると不快に感じ、悲しんでいる。

ということだったのです。

これが、「感情のすれちがい」です。

そのことをBさんに話すと、Bさんも驚いた様子でした。

Aさんは、この双方の感情を理解し、まだ、だれも分担していない仕事を、

残りの二人に「疎外感」を感じさせないような説明で、快く引き受けてもらいました。

しかも、Aさんの配慮を察したのか、

「何から何まで、すみません」と、二人は言ってくれたそうです。

そして、グループCの人たちには、Bさんの方から、

うまく話しをしてもらい、事なきを得ました。

そして、全員が仕事を分担することになったため、

うまく、イベントを開催することができました。

もし、今回、話し合いに参加できずに「何もしない人」のレッテルを貼られ、

悲しんでいる人の気持ちを、Aさんが理解しなかったら、

お互いに、感情がすれ違って、ギスギスした雰囲気のままだったでしょう。



また、どこからか吹き出した悪口がエスカレートし、

「ママ友地獄」に陥って苦しむ人がいたかもしれません。

Aさんは、言います。

「最初に、4人だけで決めた人たち(グループC)も、

自分たちが頑張ればいいんだからって気持ちだったみたいです。

もうちょっと、みんなに割り振ってもよかったでしょうし、

仕事分担がない人たちも自分から、“やります”って言えばいいだけですけど、

そうできない人もいるんですね。

そこは、ちょっと腑に落ちないですが、まあ、色々な人がいるってことなんでしょうね。」

しかし、Aさんの根回し力、すばらしいです。

もしも、悩みがあるのなら、ぜひ、ご相談ください。

お待ちしております。